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悪いのは放射線でない、マスコミだ!

2011,5,30


こんにちは(・∀・)ノ 

シンです。 

mixi退会宣言をしたのはいいのですが、hp移植が予想以上に難航しておりまして………… 



あ、うん。嘘です。 

すんません。 

ほんとうは、移植が予想以上に冗長な作業でして、忙しさを言い訳にして面倒くさがっているだけです。 

シンがいけないんです。 

もっと叱ってください…… 
蔑んでください…………… 


はい、で本題に入りマショか 




今日もやっておりましたよ。 

朝のニュース、いつもの放射線の話。 


なんでも、話は秋葉原から始まります。 

「どーせまたakbの話題でしょ。 

さすがに潮時だよな〜 

バラエティーにでてくる彼らもさすがにうざくなってきたの 

一人一人はかわいいと思うんだがああたくさんいられるとさすがに目もなれるわ! 

akbは日本の培ってきた偉大な文化、詫び寂びのアンチテーゼだ! 

奴らは欧米の文化の流入品、いわばチューリップなのだ。 

やはり日本人なら桜だよ桜 

」 



(以上1秒間の思考過程) 

…………などと勝手に話を進め、溜め息まじりで、チャンネルを変えようとしたその時、おもしろそうな話題が目を引いたのだ。 


今日の秋葉原はakbでは無かったのだ。 

なんでも、 

「秋葉原の電気屋では放射線測定器が主婦たちの間で馬鹿売れしているのだと」 


千葉県柏市に棲む、幼稚園児をもつ、若いお母さんのインタビューが始まる。 

子供のことが心配で一台5万円もするガイガーカウンター(放射線測定器)を買ったんだと。 

そして、近くの公園、子供の通う幼稚園、家、砂場、ありとあらゆるところを測定し、通常時の放射線濃度より高いことがわかったんだと。 


ちなみに挙げられていた数値は 

通常時 → 0.15マイクロSv/h 
現在 → 0.50マイクロSv/h 

(記憶が確かであれば。) 

だった。後でこの数値にかんする簡単な考察をするので覚えておいてもらいたい。 


さて、このお母さんの気持ち、確かにわからなくはない。知らないうちに、正体不明のエネルギーに子供が蝕まれていく恐怖、我が子を思う母親なら当然のものだ。 

また、別の話。 

同じく柏市の保育園。 

なんと、子供が遊ぶから、という理由で園内の土砂をすべて変えたらしい。 
園長「結果、放射線濃度が1/3になって安心だ。しかし、その経費を市町村は負担してくれないんです。」 

いかにも人が良さそうな園長の声が視聴者の同情を誘う。 

そんな「いかにも」的な構成なのだ。 


でも、今回馬鹿売れしている放射線測定器も、新調した土砂も、文字通り「馬鹿」な消費である。 

特に、土砂の交換は「意味がない」といっても言い過ぎではない。 

放射線測定器はまだよい。それは、それを持つ事で心の安息の拠り所として機能するからだ。お守りのようなものと思えば、なんら無駄な消費ではないといえる。 


この2つの事例に共通しているのは「無知の恐怖」である。 

知らないことは恐ろしいのだ。 

「無知の恥」とは良くいったもの。 

知らないということは恐ろしい。そして恥ずかしい。 

だからこうやって日記のネタにされるんだが(笑) 


なぜここまで放射線に過剰な反応を起こすのか、それは明白である。そう、国民が放射線がどれくらい危険なものなのか、はたまた実は安全なのか、何も知らないからだ。 


シーベルトの意味もわかってないマスコミが報道しているのだから無理もないのは事実であるが…… 
そこで、放射線がいかほど危ないのかシロートでもわかる方法をひとつ。 


まず、整理して起きたいのは 

@シーベルトの単位が被爆した絶対量であり、人間に有害な度合いを各放射線の種類ごとに換算したものである、ということ。 

A原発が爆発しなくとも環境には放射線が満ちているということ。そして、環境放射線の主たる原因は体内にも存在しているカリウムであるということ。 


以上二点である。 


これらをちゃんと理解していれば後は簡単。 

身近な放射線がほらここに! 

→ばなーなー 

そう、人類の歴史の始まるはるか以前から、陰鬱な雰囲気を醸し、飽くなき女性の探求心を魅了しつづけたやつなのだ。 

国民の約半数、いやそれ以上にとっては親しみのある彼ですね。 


そんなバナナ、実は本当に怖いのはあの形ではないんです。彼に含まれるカリウム、そしてその発する放射線なんです。 

(ちなみに詳しくいうと普通のカリウムの同位体であるカリウム40が放射性であり、その特性放射線は約1.4MeVのエネルギーを持っています) 

その量たるや、一発………おっと失礼、一本70ナノシーベルトに相当します 

食してから体外に排出されるまで、だいたい一本あたり70ナノシーベルトの被爆を引き起こすということです。 


(注) 
シーベルトとは実はかなり曖昧な単位であり、見積りの仕方によって多少かわります。今回はWikipediaの情報を参照しました。 


さて、今回の幼稚園の例を思いだしてください。 

土砂を交換したことで一時間あたりに被爆する量はどれくらい減ったでしょうか? 


小学生でも計算できますね。 

(0.5-0.15)/0.07〜5本 

そうですね。 

俺のものは俺のもの。おまえのものも俺のもの。的な悪ガキがいるとしましょう。 



ここはとある幼稚園。おやつにバナナが出ましたとさ。 

「おーいのび太!スネ夫!シズカ!ドラ!バナナよこせ! 

…シズカはバナナないか。 

じゃあのび太、二本よこせ!」 


なんとも理不尽な要求ですがのび太はニヤニヤします。 

「このジャイ公。おまえはバナナのもつカリウムによって被爆してしまえ。その量たるやなんと0.35マイクロシーベルト!死ねぇ」 

怖いですねぇのび太 
しかし、のび太の黒さはともかくとして、JAIが受ける実害はこの程度のものです。 




マスコミがやるべきこと、それは視聴率を稼ぐことではない。そして危険性をアピールすることでもない。国民に正しい教養、知識を流布させることなのだ 

そう思いません? 




ちなみに、昨日母親が家の外ですっ転びまして、背骨が砕けました汗 

最低でも三週間は入院です。 

というわけでシンが家事をやることに!料理もつくりますよ、 


注 

バナナは果物のバナナですよ! 

勘違いしてませんよね(笑) 


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