今日で8月が終了しました。 今思えばほんとにきつい1ヵ月だったと思います。多分浪人時代の夏よりキツかったかな。何と言っても50近くある夏期講習。これは正直予想以上でした… まず何と言っても朝が早い 起床は11時過ぎが当たり前の生活をしていた自分にとって8時起きが毎日つづきしかも夜は9時近くまでシフト。いくら陸上で長距離をやってたからと言ってもそんな体力たかが知れているわけです。 でも本当にきつかったのは体力ではなく精神的な部分。いくら授業をしてもまだまだ終わらないという圧迫感。いつまでもなつかない生徒。講師間のつながりの欠如。(そもそも同年代がいない) 正直これには参りました。起きたら体がふらふらなわけですからね…受験時代より頑張っている自分がいる。なんだかよくわからないもんです。 でもこの経験を乗り越えて成長できたと確信できる自分がいます。 まず何より自分のメンタル面の成長が1つ。 集団の授業はやはり様々な面で気を使うし神経を使います。正直いうと保護者を含んだ3者面談なんてこれに比べればチョロイもんです。ずっと東進で仕事をしていましたがまだまだ世界が小さかったなと実感させられました。 でも今回の経験で得た一番の収穫は何と言ってもスキル。 そしてここから得た教育への考えかたの変化です。 単純に教え方という意味でのスキルはもちろん上がりましたがそれと同じくらい大切な生徒の思考水準を把握するスキルが向上したと思えるのです。 やはり実際に勉強を教えてみないとわからないことはたくさんありますね。 そしてその結果として出来る子と出来ない子の差がつかめるようになった気がします。せっかくだから少し書いてみようかな。 こんな話みんな読んでくれるのかな??まぁ日記だしね… 正直な話、時間をこなしても勉強ができない子はいっぱいいます。でも、これは頭が悪いからではないんですよね。ものを考える癖がないんです。本来、頭が悪いといったら「脳みそのquality]が悪いという意味で使うべき。たしかに脳みその質が悪くていくら努力しても成長出来ない子もいなくはないだろうけど、多くの子はそうではありません。実際自分より学力は低いけれど「頭は良いな」って思う人は何人もいます。 むしろ出来ない子は「頭の質が悪いから勉強が出来ない」のではなくて「頭の質が悪いせいにしているから勉強ができていない」場合が多いような気がします。自分の思考の欠如を「生得的な脳の質」のせいにして見無い振りをしています。でも残念なことにそこに気づいている子はほとんど皆無です。 できる子はというとやっぱりいろいろ考えています。そして自分なりの考え方を意識し、自立します。 この自立というのが今回の夏の最大の習得。 今までは、精神的な自立とか親からの自立だとか、よく世間でいうところの自立という意味しか考えたことはありませんでしたがそこに加わった「思考の自立」という視点。 いや、欠けていたわけではないけどここまで重要なこととは思っていなかったというのが正しいかな。 でもそれ以前にこの「思考の自立」は「精神的な自立」より先行することはないんじゃないかなとも思うんです。 第一、高校3年生+αはまだ「ガキ」が多すぎます。自分に対する責任感が薄いのが半分。責任感はあるが実際に行動に移せるのがそのまた半分。そんな感じが否めません。 でも多分この自立できていない子たち、きっと親の教育の賜物なんでしょう。親も自立した考え方が出来ないからこうなるのかもしれませんね。 今回の政権交代だってそうじゃないですか? ものを良く考えないでマスコミに流されている大人ばかり… だって自民党の政策が依然と大きく変わったというわけではないのに今まで過半数を占めていた与党が圧倒的な差で敗退するんですよ? 良く吟味していたら徐々に変化していくはずです。 (あっ ちなみに自民党支持派なわけではありませんよ ぶっちゃけた話選挙には行ってません。) まぁそんなこんなで最近はいろいろ考えます。高校時代あるいはそれ以上の充実した生活ができるようになってきた気がします。 相対性理論の勉強も楽しいし毎日が前進しています。 来学期はもっと自分が成長できるように! わけのわからん文最後まで読んでくれてありがとねー^^ |